若い世代に多い病気

症状や治療法について

聴診器

骨肉腫という病気をご存じでしょうか。
骨肉腫とは、骨に腫瘍が出来てしまう病気で、良性と悪性のものに分けられます。
骨肉腫の患者の70パセーント異常が、20代未満の若い世代であると言われてます。
症状は、特に膝に出ることが多く、骨の痛みがあげられます。
最初は膝が少し痛いと感じる程度ですが、症状が悪化してくると、徐々に痛みがひどくなっていくという特徴があります。
治療をせずに放っておいてしまうと、腫瘍が大きくなり場合によって骨折などを起こしてしまうこともあります。
そのため、定期的な健康診断は欠かさないようにしましょう。
若い世代は、健康診断にあまり行かない傾向にありますが、骨肉腫のように若い世代に集中して発生する病気も多いため、自分の体の管理はしっかり行いましょう。
また骨肉腫の治療法ですが、昔は不治の病と言われていた骨肉腫ですが現在は抗がん剤治療や手術をすることで、ほとんどきちんと治すことが出来ると言われています。
発見が早ければ転移するのも防げますので、症状に気づいたときに早目に病院へ行くということが重要です。
転移してしまうのは肺などが多く、転移箇所が多いほど生存率は低下してしまいますので、気を付けましょう。
また、骨肉腫の原因ですが、実は現在はっきりとした原因は解明されていません。
しかし、日ごろから適度な運動、安定したバランスの良い食事を摂るといったことを心がけることで、体を健康に保つことが出来ます。
意識して行うようにしましょう。

悪性度合い

病院内

骨肉腫の悪性度合いをステージといいます。
ステージの分類法は2種類あります。
1つはサージカル・ステージングです。
これによるとステージ1は骨肉腫の悪性度が低くて骨の中に留まっている状態です。
骨の外にまで広がったとしても他の部位に移転することがなかったらステージ1のままです。
ステージ2は悪性度が高くなった状態です。
骨肉腫が骨の中に留まるかどうかは問題ではなく、転移がまだない状態です。
そこから、骨肉腫が肺、リンパ節などの他の部位に転移することが認められたらステージ3です。
サージカル・ステージングの場合はこのような段階を踏んで進んでいきます。
もう1つはTNN病期分類によるステージがあります。
ステージ1は悪性度が低い骨肉腫がある場合です。
ステージ2は悪性度が高い腫瘍である場合です。
ステージ3は骨肉腫が発生した骨組織の中で転移がある状態です。
ステージ4になると肺、リンパ節などの骨組織に転移しています。
骨肉腫は悪性度によって転移する可能性が大きく異なります。
悪性度が高ければ高いほど転移しやすいです。
ステージ2になると血液の流れを通してすばやく転移すると思った方がいいでしょう。
ステージ1では5年生存率が90%前後ですが、ステージ3になると60%にまで低下します。
ステージ4になると40%です。
転移すると生存率に大きく影響を及ぼすことになるので、転移しないかどうかが重要な指標になります。
骨周りに瘤ができたらすぐに病院に行って検査を受けましょう。

初期症状を見逃さない

看護師

骨肉腫は骨にできる悪性腫瘍です。
発症する年齢層としては10代や20代といった若い世代が多いことが特徴で、これらの世代での発症率は全体の3分の2ともなっています。
自覚症状としては継続した痛みがありますが、この年代においては学校でのスポーツ活動が盛んな時期でもあることから筋肉痛と間違えて気づかないということもあります。
しかしながら骨肉腫は進行のスピードが早いという特徴を持っており、発症した部位が膨らみ神経を圧迫するなどして痛みが強くなります。
肺への転移の可能性もあることから早期に対策を立てることが大事なこととなります。
発症する部位としてはひざの関節や肩の関節からというものが多くなっています。
骨肉腫を発症する原因についてははっきりしたことがわかっていませんが、研究により遺伝子の異常が関係しているケースがあることが明らかになりました。
また、歯科の定期検診で使用されることもある薬剤にも含まれているフッ素が骨肉腫の発症リスクを高めるという研究結果もあります。
骨肉腫を発症した場合、痛みを感じます。
この痛みについては何もしなければどんどん強くなります。
腫瘍自体を取り除くことで痛みを取り除くことができます。
しかしながらそれでは手足を切断しなければならないこととなります。
最近では抗がん剤を使用した化学療法がメインとなっており、手足を残したまま痛みを改善することが可能となっています。
治療の効果を高めるためにも異変に気づいたら医療機関に行くことが大事です。